出産後から退院までの約1週間
おめでとうございます。
そして、本当にお疲れ様でした。
とてもちっちゃくて、かわいい赤ちゃん。
ママのにおいも声もちゃんとわかってますよ。
出産は、お母さんも赤ちゃんも命がけ!
初産の方は特に、出産の大変さをつくづく感じられたことでしょう。
産後は、気持ちも高揚して、眠れないこともあります。
傷の痛みや、筋肉痛や、腰の痛みもあります。
悪露もたくさん出ます。とにかく、まずは休んで疲れを取りましょう。
入院中はお母さんも赤ちゃんも、
日毎にどんどん変化していきます。
出産して2時間ほど分娩台にいるとき、お母さんも赤ちゃんも調子が良ければ、
お母さんのおっぱいを少し吸わせてみましょう。
おっぱいがまだ張っていないし、硬くないので、吸い付きやすいです。
赤ちゃんに、これがママのおっぱいですよ~って。
赤ちゃんは本能的に舌を出して吸い付こうとしますよ。
調子が良ければ出産後8時間くらいから、授乳が始まります。
左右5~10分位ずつ、吸わせましょう。
病院の助産師さんに、抱き方、吸わせ方、おむつの替え方、何でも教えてもらってくださいね。
授乳することで、お母さんの体の回復も良くなります。
この頃の赤ちゃんの様子
赤ちゃんは、生後4~5日頃、生まれた時の体重から5~8%は減ります。
羊水の中にいた状態から、
大気の中での生活になったのでお肌も乾燥します。
おしっこも、黒っぽいウンチ(胎便といいます)も出ます。
生まれて2~3日までは、よく寝ているし、まだたくさん飲めません。
だから、体重が減るのです。
はじめのうちは、お母さんのおっぱいがあまり出ていなくてもちょうどいいんです。
おっぱいを吸ってくれるだけで、その刺激によりおっぱいが次第に張ってくるようになるし
だんだん出始め、そのうち飲めるようになります。
赤ちゃんは、生後4~6日頃、黄疸も強くなります。
これも、正常な経過なのですが、時々黄疸が少し強くなり、光線療法を受ける赤ちゃんもいます。
最近、退院が4~5日目と早くなっており体重減少や黄疸がピークの時となるため
体重が減り過ぎないように、黄疸も強くならないようにと
早くからミルクを飲ませる産院も多くなりました。
できるだけ、おっぱいを吸わせてから、ミルクは控えめに飲ませたいものです。
お母さんのおっぱいの変化
お母さんのおっぱいは日毎に変化してきます。
産後2日目頃から全体が張り始めカチカチになることもあります。
焦らないで、水で濡らしたタオルでも当て、軽く冷やしてください。
丸1日経つと、少し落ち着き、おっぱいも出はじめます。
おっぱいが全く張らない方もいます。出ないのかしらと心配しないでください。
張らなくても、赤ちゃんに吸わせると刺激が伝わってちゃんと出るのです。
乳頭が短い、扁平、陥没しているため、赤ちゃんが吸い付けないという方も多いです。
とにかく張らないうちに、まず吸わせることと、張ってきたら、吸わせる前に
指で少ししぼる様に乳輪から乳頭を柔らかくして、吸わせるといいです。
乳頭保護器を使うより、できるだけ直接飲ませるようにした方が
早く飲めるようになります。助産師さんによく見てもらってください。
退院するとき、授乳がうまくいかないとか飲めているのか心配な時、
飲ませるときとても乳首が痛いなど、
そんなことがあれば、お母さんと赤ちゃんの体調が良ければ、
できるだけ早めにふじわら助産院においで下さい。
月齢ごとのおっぱいアドバイス
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